注文靴という選択 〜Khish the work 受注会について〜
- Y's shoeshine
- 12 分前
- 読了時間: 3分
半年待つ価値は、どこにあるのか
3月14日・15日に、靴の受注会を予定しています。
約14モデルをご用意し、価格帯はおおよそ187,000円〜。
納期は6ヶ月〜となります。
これを聞いて、
「半年待つなら、同額程度の既製品でもよくないか?」
そう思われる方も多いことでしょう。
完成度が高く、すぐに履ける・・・
既製品はとても魅力的で、その選択は間違いなく正解です。
しかし、それとは違う選択肢の“注文靴”について、
今回は少しだけ正直に書いてみようと思います。
比較するのは価格ではなく「時間の質」
“注文“と“既製“は、
単純に価格だけで比べられるものではないと感じます。
既製靴は、完成されたものの中から選ぶ靴。
受注靴は、完成に向かう過程から関わる靴です。
ですから、この納期とは
ただ待たされる時間ではありません。
足を診て、仕様を決め、
判断を積み重ねていく時間。
靴が少しずつ、その人に近づいていく時間です。
注文することでしか、できないこと
受注会では、
「“どれ“にしますか」と聞くことはほとんどありません。
対話から、仕事や生活
靴の履き方を伺います。
そこから、
「何を足すべきか、逆に何を削るべきか」
を一緒に考えていきます。
作り手は自分が作りたい靴ではなく、
その人にとって無理のない一足を判断する立場に立ちます。
モデルは14ほどありますが、
最終的には、その人のための一足に自然と収束していきます。
納期がもたらす、もう一つの価値
靴を注文してから、完成までの期間。
その間に、
「どんな場面、服に合わせよう」
と考える時間が生まれます。
完成を待つ時間は、
履く準備をする時間でもあります。
納品後の履き始めたときの納得感は、
この時間がもたらす、静かで深い確信です。
受注靴の大切な価値とは、
履く前から始まっている関係性なのでしょう。
これはすぐに手に入る靴にはないものです。
なぜ、この靴は高額なのか
この価格は、安く設定しようとして決めたものではありません。
大量に作らない、注文数を絞る、
一足ごとに判断を入れる。
効率よりも「この判断で本当にいいのか」を優先する。
そうした作り方を続けた結果、
無理なく、誠実に作り続けられる価格なのです。
受注会は買う場所ではなく「決める場所」
3月14日・15日の受注会は、
必ずしもその場で注文をする必要はありません。
話をして、迷い、
自分がどんな靴を履きたいのかを整理していただく場です。
その時間そのものが、受注会だと考えていますので、
試着のみのご来店も大歓迎です。
この受注会の目的は、売るではなく、
判断を一緒に整えるための時間です。
最後に
すぐに欲しい方には、
注文靴は向かないかもしれません。
しかし、時間をかけて納得した一足を履きたい方、
「なぜこの靴なのか」を自分の中で説明できる靴を探している方には、
意味のある選択肢になるはずです。
もし、半年という時間に
少しでも価値を感じていただけましたら、
ぜひ受注会でお話しできたら嬉しいです。
それでは。
モデル一覧について
今回の受注会でご覧いただけるモデルは、
下記リンクのページにてご覧いただけます。
事前に眺めていただくのも、
「こんな靴があるんだ」と雰囲気を掴んでいただくだけでも構いません。
▶︎ モデル一覧はこちら
受注会詳細
予定日程:3月14日(金)・15日(土)
モデル数:14足ほど
価格帯:187,000円〜
納期:6ヶ月〜
作り手:菱沼 乾(Khish the work)
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